「いつでも解放しておりますので、自由に観てやって下さい。
疲れたらどうぞ適当に座って休んでいってくださってもかまいません。 部屋の主」
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一切り一切り あなたに合わせて、 一針一針 あなたに似合え…… あなたに作る洋服が、あなたを作る洋服です。 私の切った布で。私の針で。 誠一郎の目指す新しいスタイル開拓するの。 |
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いつかは伝家の宝刀にしてみせるって、 ほうとうたくさん食べさせて、 丁寧に丁寧に作ったの。でも… あの子はかぼちゃ嫌いなの。 お母さん寂しい。 誠一郎ちゃんがいないとお母さん寂しい。 |
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……私せいちゃんのことならなんでも知ってる。 でも、どんなに思い出知ってても…… 近くにいるはずなのに、 せいちゃんはどこにもいなくて…… どこにもいなくて…… どこにもいなくて…… どこにもいない。 |
誠一郎君はいつも…
僕にとてつもない影響を与えてくれる… そうだ、君は僕のトリガーだ。
君の持っている画材をそろえれば近付けるかと、
君みたいに男のように振舞えば近付けるかと……
僕の想像力のトリガー、引き金を引け！
これは私…だって、私はここの主の女だから…
誠一郎さんは私にしるしを描いてくれた。
私と誠一郎さんにしかわからないしるし。
そうだ。お前にもきっと羽を分けてやろう……
