第四回公演 『可憐なるばっきゃろう狂詩曲』音楽集
ここでは、第四回公演『可憐なるばっきゃろう狂詩曲』で使われた音楽を全て紹介していきます。
石神井の世界観を知る手がかりとなれば幸いです。
使用された音楽は、作曲・森田金魚 編曲・長谷川ふな蔵です。

曲名をクリックするとプレーヤーが開きます。
タイトル コメント ●音響・若井大輔  ★編曲・長谷川ふな蔵
M0 タソガレノ逃走 ●ばっきゃろう狂詩曲を象徴するメロディ。本編では歌詞をつけて歌っています。 M0(開演の合図として流れる音楽)の他にも、ラストシーンとヒロインの卯月が手紙の配達を待つシーンでイントロをカットして使用しました。

★ふな蔵
「ふと思ったのですが、全然最初考えていたのとは違うのですが、M0でもいいなあと思い始めました。」という作演の指示によりボツ曲が復活。

M1 憂鬱な郵便屋さん ●オープニングの郵便屋さんがみんなに責められるシーン(妄想)と、自転車に乗れない郵便屋さんが局長に特訓を受けるシーンで使用。
M2 薄紅の手紙 ●オープニングの、薄紅の手紙にまつわるシーンで使用。
ノスタルジックで幻想的なイメージ。ちなみに、作・森田金魚の書く物語の主人公は、何故か皆微妙に記憶喪失。記憶についての話だから、いつもノスタルジックな雰囲気漂う作品になるのか?

★ふな蔵
本当は「可憐な郵便屋さん」の曲の予定だったが、今ひとつパチっと来るアレンジが出来なかったので、この曲に決定。本来のテンポよりかなり遅い。

M3 喫茶四姉妹 如月と弥生 ●如月と弥生の登場シーンで使用。

★ふな蔵
当初、ガールズ・ポップという音響からの指示があったが、どうも自分で作ると男のロックになっちまうんで、カントリーバージョンにしてみた。 メロディーを抜いたバージョン。カラオケ(歌無いけど)

M4 喫茶四姉妹 卯月 ●卯月の登場シーンと、郵便屋さんが手紙を届ける(妄想)シーンで使用。

★ふな蔵
「ポワン、不思議」のキーワードで作成したが、イメージが作演とかみ合わず、苦労した曲。ミキシングに課題が残った。

M5 喫茶四姉妹 睦月 ●睦月が手紙を読むシーンで2回と、如月弥生の高校時代の思い出のシーンで使用。

★ふな蔵
「マイナー調で」という指示があったが、短調にするとニュアンスが変わるので、テンポダウンで処理。
ポップスというかニューミュージック?/td>

M6 いいかげんな郵便局 ●いいかげんな郵便局で、ゆうめいと達が戯れるシーンで使用。 童謡「やぎさんゆうびん」のメロディ。

★ふな蔵
この曲は1分で決まり、3分でアレンジ完成。 そのかわりテンポは試行錯誤した。 微妙な空間が作れただろうか?

M7 追いかけっこ ●郵便屋さんが、局の同僚速人さんに手紙を取り上げられて追いかけっこになるシーンで使用。どこかコミカルで、楽しげ。

★ふな蔵
ビートは早く決まったのだが、音色のチョイスに苦労した。もっと、いやらしいトランペットにしたかったのだが、管楽器特有のニュアンスが出せなかった。スキルを上げなければ!!

M8 郵便屋さんの悪夢 ●郵便屋さんは、ヒロイン卯月の手紙を勝手に開封して、届けなかったり書き換えたりしている。 その罪悪感から、郵便屋さんがみる悪夢のシーン(と、音響は勝手に判断)で使用。

★ふな蔵
郵便屋さんの落し物のリフの4小節の繰り返し。
本編では最初に心臓の鼓動が6発(オリジナルは8発)入っている。

M9 春のせい ●郵便屋さんと卯月の高校時代、卯月がはじめて先生と出会う四姉妹の思い出のシーンで使用。
大事な思い出という、物語のキーとなる箇所で使いたかった曲。

★ふな蔵
「伴奏、ストリングス」のキーワードであったが派手なオーケストラでなく、室内楽風な仕上がりとなった。

M10 ハイヒール ●局長と速人の悪事のシーンで使用。
局長は局の金を横領し、速人はハイヒールを履いた女の足にすがりつく、というシーンなのだが、 稽古場でこの曲を流したとき、シーンがコミカルになりすぎないか心配だった。 だが実際舞台で見ると、悪いことしてるんだけど滑稽、というイメージがうまく出ておもしろいシーンになったと思う。
M11 ネミギの祐子 ●M5と同じ童謡「やぎさんゆうびん」テンポアップバージョン。

★ふな蔵
祐子の勢いというか強引さを表現。

M12 鞄の中身は… ●郵便屋さんの悪事が発覚するシーンで使用。
みんなが追っかけてくる。こわ〜い。
M13 郵便屋さんの落し物 ●睦月が開封された手紙を発見し、全員でヤケ酒をはき出すシーンで使用。

★ふな蔵
「情けない、やけ酒、滑稽」のキーワードが来たので暫く考えてピンときた。かなり好きに作らせて貰った。 阿波踊りのような馬鹿さ加減を出したかった。阿波踊りは速いのと遅いのの繰り返しだが、作品に合わないので徐々にテンポアップで処理。

M14 可憐な郵便屋さん

●「可憐な郵便屋さん」オルガンバージョン。
追い詰められた郵便屋さんが、最後に叫ぶ長台詞で使用。

CC カーテンコール ●カーテンコール。喫茶四姉妹ロック?バージョン。

★ふな蔵
ボツ曲の中から景気よくカーテンコールに合うので使用。 本当はM2で使うつもりで作っていたが、パワフルすぎてボツ。 アレンジはベタな感じで捻りが無いが、ここで使うのはそんな感じがちょうど良い。
ギターのニュアンスが出ないので、この曲のみ実際に弾いた。


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